イソフラボンを深く知る!

日本人はイソフラボンの摂り過ぎ?

日本食には豆腐や納豆、湯葉といった大豆製品が多く使用されています。 調味料である味噌も大豆製品です。

このため、日本人はイソフラボンの摂取量が多いのですが、摂取過剰になっている可能性はないのでしょうか。

大豆製品のイソフラボンの吸収率は高くない

実は大豆製品のイソフラボンは、決して吸収率が高くないという特徴があります。

数字上は多いイソフラボン含有量

大豆製品に含まれているイソフラボンの量を見ると、予想以上に多くなっています。 例えば豆乳の場合、100グラム当たり約20ミリグラムのイソフラボンが含まれています。

豆腐も平均40ミリグラム前後です。 大豆そのものに至っては250ミリグラムです。

イソフラボンの1日当たりの摂取上限が75ミリグラムなので、あっという間に摂取過剰になってしまいかねません。

吸収率は5割程度

ただ、実際には大豆製品に含まれているイソフラボンがすべて体内に吸収されるわけではありません。

大豆製品に含まれているイソフラボンは味噌や醤油を除けば、グリコシド型という分子サイズの大きなもので、腸内細菌によって分子サイズのアグリコン型に変換されたうえで吸収されるのです。

農林水産省のサイトによると、グリコシド型イソフラボンの吸収率は5割強です。 つまり、140ミリグラムまでの摂取量ならば問題なしということで、意外と摂取過剰になりにくいのです。

大豆製品摂取の重要性

また、イソフラボンは腸内細菌によって、より強い働きを持つエクオールに変えられます。 ただ、この細菌はすべての人が所有しているわけではありません。

エクオール生成菌の有無には大豆製品の摂取量が関係しており、大豆製品の摂取量が多い日本人は4割程度ですが、摂取量の少ない欧米人は2~3割にすぎません。 日本人でも、大豆製品の摂取量が少ない若年層は欧米人レベルです。

つまり、イソフラボンの効果をアップさせるためには大豆製品の摂取が必要で、日本人の食生活はイソフラボンの摂取過剰どころか理想的と言っても過言ではないのです。