イソフラボンを深く知る!

イソフラボン摂取と肺がんとの関連

イソフラボンは摂取量が多ければ、前立腺がんや乳がんの予防や進行抑制に効果を発揮するとされています。 では、がんの中でも最も死亡者数の多い肺がんの場合、イソフラボンによる予防効果は期待できるのでしょうか。

調査では一定の関連性がある

国立がん研究センターによると、イソフラボンの摂取量と肺がんとの関連を調べたところ、ある程度の予防効果があることが分かっています。

肺がん発症率は半減

上述の調査によると、女性の場合、イソフラボンの摂取量が多い人は、少ない人に比べて肺がんの発症率が6割程度に低下しています。 男性でも非喫煙者の場合、肺がんの発症率は4割程度に低下しています。 このことから、イソフラボンに肺がん予防効果があるとみることができます。

喫煙者には効果なし

ただ、これが肺がんリスクの高い喫煙者の場合、話は変わってきます。

現在も喫煙している人と、過去に喫煙経験がある人の場合、イソフラボン摂取量による肺がん発症率にはほとんど変化がなかったのです。 仮にイソフラボンが肺がん予防に効果があるとしても、非喫煙者に限定されている可能性があります。

イソフラボンの抗がん作用のメカニズムは?

イソフラボンの抗がん作用のメカニズムについては不明な点も多いですが、チロシンキナーゼとトポイソメラーゼという2つの物質がカギを握っているとされています。

チロシンキナーゼ

チロシンキナーゼにはがん細胞を活性化させ、進行や転移を促す働きがあります。 イソフラボンの一種であるゲニステインには、このチロシンキナーゼの働きを抑える効果があるため、これががん防止につながっている可能性があるとみられています。

トポイソメラーゼ

トポイソメラーゼは正常なDNA(デオキシリボ核酸)の生成には欠かせない酵素ですが、がん細胞の遺伝子もDNAでできているという問題点があります。

イソフラボンにはトポイソメラーゼの働きを抑える効果も確認されており、これががん細胞の分裂抑制効果につながっているとみられているのです。

まとめ-まずはタバコを吸わないこと

イソフラボンが肺がん防止に役立つ可能性があるとしても、喫煙していないことが前提条件になります。 タバコは百害あって一利なしなので、最初から吸わない方がいいのかもしれませんね。