イソフラボンを深く知る!

乳がん予防にはイソフラボン

イソフラボンにはさまざまな効果がありますが、乳がんの予防にも役立っているのです。 なぜイソフラボンによって乳がんが予防できるのか、そのメカニズムなどを簡単に説明していきましょう。

イソフラボンは乳がん予防に効果あり!

イソフラボンが乳がん予防に効果があるのは、臨床データから判明しています。

閉経後の発症リスクが大幅ダウン!

国立がん研究センターの調査によると、1日3杯以上の味噌汁を飲む人は、1日1杯以下の人と比較すると、乳がん発症率が6割ほどに低下しています。 イソフラボンの摂取量を4段階に分けると、イソフラボンの摂取量が最も多いグループは、最も少ないグループと比較すると、乳がんの発症率は半減しています。

特に閉経後の女性の場合は効果が大きく、イソフラボンの摂取量が最も多いグループだと、最も少ないグループと比べて発症率が3割程度にまで低下しているのです。

カギを握る「ゲニステイン」

こうした効果のカギを握っているのは、ゲニステインという成分です。 大豆イソフラボンには数種類あるますが、そのうちのひとつがゲニステインです。

ある医療関係者は、ゲニステインにはがん細胞を活性化させるチロシンキナーゼという物質の働きを抑える効果があり、がん細胞が増殖するための栄養を遮断していると説明しています。 この働きによって、乳がんの発症リスクを下げられているというのです。

乳がん発症後は意見が分かれている

一方で、乳がん発症後のイソフラボンの効果については、意見が分かれているのが現状です。 乳がんは女性ホルモンの影響を受けて進行するため、欧米では女性ホルモンに似た働きを持つイソフラボンの摂取は好ましくないとし、摂取制限を勧めているケースもあります。

一方で、日本乳癌学会ではそうした事実はなく、むしろイソフラボンの摂取によって再発リスクを下げることができるという臨床例を報告しています。 どちらの判断を信じるかは、難しいところではないでしょうか。