イソフラボンを深く知る!

イソフラボンサプリの化学合成とは?

イソフラボンのサプリメントの中には、化学合成のイソフラボンが配合されている製品があります。 化学合成というとあまり体に良くないイメージがありますが、そのイメージは本当に正しいのでしょうか。

イソフラボンには2種類ある

イソフラボンには、グリコシド型とアグリコン型の2種類があります。 グリコシド型イソフラボンはアグリコン型に糖が付いているもので、分子のサイズが大きくなっています。

このため、そのままでは腸から吸収できないので、腸内細菌によってアグリコン型に変えられてから吸収されることになります。 このとき、すべてのイソフラボンがアグリコン型に変えられるわけではありませんので、残りは吸収されずに体外へ排出されてしまいます。

農林水産省のデータによると、グリコシド型イソフラボンの吸収率は、アグリコン型の6割程度にとどまっています。

化学合成とはアグリコン型への変換のこと

実は大豆に含まれているイソフラボンは、すべて吸収率の低いグリコシド型なのです。 アグリコン型のイソフラボンは、発酵食品である味噌などから摂取するしかありませんし、塩分が多すぎて大量摂取は非現実的です。

イソフラボンの化学合成とは、細菌を利用するなどして、自然界に存在するグリコシド型から糖を外し、アグリコン型に変えることなのです。 つまり、化学合成によってイソフラボンの吸収率が高まるというわけで、化学合成サプリは必ずしも悪いものではないということになります。

化学合成の方が良いのはイソフラボンだけではない

化学合成サプリの方が推奨されている例としては、葉酸サプリが挙げられます。 葉酸も自然由来のポリグルタミン型と、化学合成由来のモノグルタミン型があります。 ポリグルタミン型の葉酸は体内でモノグルタミン型に変換されるため、モノグルタミン型よりも吸収率が悪くなっています。

このため、厚生労働省も化学合成のモノグルタミン型葉酸サプリの摂取を推奨しているくらいです。 イソフラボンのサプリも、そうした例のひとつと考えた方がいいのではないでしょうか。