イソフラボンを深く知る!

乳幼児のイソフラボンの摂り方の注意点

イソフラボンといえば更年期障害の症状緩和をはじめ、さまざまな効果があることで知られています。 ただ、誰の体にとっても良いものかというと、必ずしもそうではありません。 乳幼児が摂取する場合には、注意すべき点があるのです。

なぜイソフラボンは更年期障害に良いの?

イソフラボンがなぜ更年期障害の症状を緩和できるのかというと、女性ホルモンに似た働きを持っているためです。 更年期障害は、加齢による卵巣の衰えで、女性ホルモンの分泌量が減少することで起こる疾患です。

イソフラボンは女性ホルモンに分子構造が似ており、女性ホルモン受容体と結合することで、女性ホルモンに似た働きをしてくれるのです。 つまり、イソフラボンの摂取は女性ホルモンを「補完」することにつながり、更年期障害の症状を緩和できるというわけです。

乳幼児に問題が起きる理由とは?

ところが、乳幼児の場合は女性ホルモンに似た働きが問題になってくるのです。 睾丸や卵巣は、乳幼児の段階では十分に発達していませんので、性ホルモンの分泌も盛んではありません。

イソフラボンを必要以上に摂取すると、体内のホルモンバランスが崩れてしまう危険性があるのです。 実際、農林水産省も、乳幼児が特定健康食品としてイソフラボンを摂取すべきではないとする見解を示しています。

サプリでの摂取は控えよう

農水省は、イソフラボンの1日当たりの上限摂取量を70~75ミリグラムとしています。 実はこれだけの量を摂取するのは、意外と簡単です。

豆乳100グラム(1パック相当)で約20ミリグラムのイソフラボンが含まれています。 この状態でイソフラボンのサプリを摂取すると400ミリグラム、コップ2杯分で摂取過剰になってしまいます。

性ホルモンの分泌量が不十分な乳幼児にとっては、サプリでのイソフラボン摂取は安全とは言い難いというわけです。 乳幼児のイソフラボン摂取はサプリを使わず、豆乳をはじめとする大豆製品から摂取すべきだということを、注意点として覚えておきましょう。