イソフラボンを深く知る!

子供の牛乳アレルギーには
豆乳で代用していいの?

牛乳に含まれているカゼインというタンパク質はアレルゲンになることがあり、牛乳や乳製品が摂取できないという子供がいます。 そうした子供に、牛乳の代用品として豆乳を与えているケースがありますが、問題はないのでしょうか。

豆乳での代用は問題あり!

結論から言えば、豆乳を牛乳の代用品として使用するのは問題ありです。 含まれている栄養素が違うことと、イソフラボンの子供への影響が理由です。

豆乳にはカルシウムがない

豆乳の栄養素を見ていくと、確かに牛乳と似通っている点は多いです。 タンパク質は同レベルですし、脂質は豆乳の方が少なめで、カロリーも豆乳の方が低くなっています。 牛乳には少ない鉄分がそこそこ含まれているのも、豆乳のメリットです。

問題は、豆乳にはカルシウムがほとんど含まれていないことです。 今後、体が成長していく子供にとって、骨の原料となるカルシウムは欠かすことができない栄養素です。 豆乳で代用するとカルシウム不足になり、成長に悪影響を及ぼしかねません。

イソフラボンの悪影響を懸念

豆乳の原料である大豆には、イソフラボンが含まれています。 女性ホルモンに似た働きを持っており、更年期障害の症状を緩和してくれるなどの効果があります。

ただ、子供は睾丸や卵巣が未成熟であり、ホルモンバランスが崩れやすくなっています。 豆乳を牛乳の代わりにして、女性ホルモンに似た働きを持つイソフラボンを多く摂取すると、ホルモンバランスを崩す原因になりかねません。

実際、農林水産省は子供のイソフラボン過剰摂取を避けるため、サプリを摂取すべきではないとの見解を示しています。

結論-専用の代用品を使おう

豆乳に含まれている栄養素が優れているのは確かですが、牛乳代わりに摂取することで、子供の成長に悪影響を与える可能性は否定できません。 現在では、牛乳アレルギーの子供を対象にした代替ミルクが販売されていますので、ちゃんとした代用品を使用する方が良さそうです。