青魚とイソフラボンの同時摂取のメリット
大豆食品に含まれるイソフラボンと青魚は、日本食中心の食生活をしていると、一緒に摂取する機会が多くなります。 鯖の味噌煮などは、その典型と言っていいでしょう。 この2つを同時に摂取することで、どのような相乗効果が期待できるのでしょうか。
イソフラボンは動脈硬化防止効果もある
イソフラボンの効果といえば更年期障害の緩和が注目されがちですが、実は血中のLDLコレステロール値を下げ、動脈硬化を防止してくれる効果もあるのです。
女性ホルモンの不足が動脈硬化につながる
意外と知られていませんが、女性ホルモンにはLDLコレステロールを減らす一方でHDLコレステロールを増やし、血液をサラサラにする働きがあります。 女性の動脈硬化は更年期以降に増加する傾向がありますが、これは女性ホルモンの分泌量減少によって血中のLDLコレステロール値が上昇するためです。
イソフラボンが女性ホルモンを「増やす」
イソフラボンの分子構造は女性ホルモンに似ており、体内の受容体と結合することで女性ホルモンに似た働きをしてくれます。 これによって血中のLDLコレステロール値を下げることで、動脈硬化の防止につながるのです。
実際、卵巣を摘出したマウスにイソフラボンを与えたところ、血中のLDLコレステロール値が低下したという実験結果も報告されています。
青魚の脂肪はLDLコレステロールを減らす
青魚は魚の中でも脂肪分が多いというイメージがありますが、実は魚に含まれているDHAやEPAといった脂肪酸は「オメガ3脂肪酸」に属しており、LDLコレステロールを減らしてHDLコレステロールを増やす働きがあるのです。
オメガ3脂肪酸は体内で生成することができないため、食物を通じて摂取しなければならないうえ、近年では摂取量が不足がちなので、重要な成分と言っていいでしょう。 イソフラボンと青魚を摂取することで、血中のLDLコレステロール値低下の相乗効果が期待でき、より動脈硬化になりにくくなるといえます。