イソフラボンを深く知る!

アグリコン型のイソフラボンは
味噌がおすすめ

 イソフラボンは大きく分けると、グリコシド型とアグリコン型があります。
 吸収率はアグリコン型の方が高いですが、大豆や大豆製品には含まれていないという問題点があります。
 その大豆製品の中で、アグリコン型イソフラボンを摂取できる例外的存在が味噌なのです。

グリコシド型イソフラボンの問題点

 グリコシド型イソフラボンは、アグリコン型に糖が付いている形になっているため、分子のサイズが大きくなります。
 このため、そのままでは腸から吸収することができません。

 腸内細菌の働きによってアグリコン型に変えられたあとで吸収されますが、すべてアグリコン型に変換できるわけではないので、残りはそのまま体外に排出されてしまいます。
 グリコシド型イソフラボンの吸収率が低いとされているのはこのためで、農林水産省のサイトでは、グリコシド型の吸収率は6割弱だと説明しています。
 つまり、大豆製品の含まれているイソフラボンのうち、4割強は無駄になっているということになります。

味噌にアグリコン型が含まれている理由は?

 もともと大豆にはグリコシド型イソフラボンしか含まれていないにもかかわらず、なぜ味噌にはアグリコン型が含まれているのでしょうか。
 そのカギは「味噌は発酵食品である」ということです。
 味噌は大豆などを麹菌によって発酵させて造りますが、この発酵の過程でグリコシド型イソフラボンの糖が外れ、アグリコン型になってくれるのです。

 上述のように体内では腸内細菌によってグリコシド型イソフラボンがアグリコン型に変えられていますが、似たようなことを麹菌が行っていると考えれば分かりやすいのではないでしょうか。
 ちなみに、同じ発酵食品である醤油にも、アグリコン型イソフラボンが多く含まれています。

まとめ-塩分の過剰摂取には注意を

 このように、味噌はイソフラボンの摂取にとっては理想的とも言える食品です。
 ただ、含まれている塩分が多いので、過剰摂取にならないように量には気をつけておきましょう。