イソフラボンとカプサイシンの相乗効果
大豆などに含まれているイソフラボンと、トウガラシの辛味成分であるカプサイシンを同時摂取することで、頭髪の成長力がアップの相乗効果が望めるとされています。
この情報、果たして本当なのかどうか、簡単に調べてみました。
相乗効果が起きるメカニズムとは?
IGF(インスリン様成長因子)の一種であるIGF-1には頭髪の成長を促す働きがあり、医療機関での薄毛治療などで利用されています。
IGF-1を体内で生成するためには、CGRP(カルシトニン遺伝子関連ペプチド)という物質が必要です。
イソフラボンはCGRPの生成に必要な成分なので、摂取量を増やすことでCGRPの生成量を増やすことができます。
また、カプサイシンはCGRPの生成そのものには必要ありませんが、CGRPの生成を促す働きがあります。
この2つの相乗効果によってCGRPの生成量を増やし、IGF-1も増やして頭髪の成長力をアップさせようというわけです。
大学教授がとなえた理論であるということと、テレビ番組で取り上げられた効果もあって、当時はかなりメジャーになった説です。
大学教授の論文に捏造が…
ところが、この大学教授の論文に捏造が発覚し、大学側から処分を受けてしまったのです。
また、この説を紹介したテレビ番組も、後に捏造が発覚して打ち切りになってしまいます。
こうした経緯から、現時点ではイソフラボンとカプサイシンの相乗効果については疑問視されています。
現在でもイソフラボンとカプサイシンには相乗効果があると言っている人はいますが、確実とは言えません。
まとめ-イソフラボン自体には問題なし
とはいえ、イソフラボン自体に問題があるというわけではありません。
むしろイソフラボンについては、頭部でIGF-1を増やしてくれる女性ホルモンに似た働きを持っていますので、ある程度の育毛効果が期待できるのです。
さすがに大学教授の捏造を見抜くことは困難ですが、ネットで紹介されている情報については鵜呑みにするのではなく、正しいかどうかを自分で判断するようにしていきましょう。