イソフラボンを深く知る!

PMSとイソフラボンの効果

 PMS(月経前症候群)とは、生理の1~2週間前になると、頭痛や不安感といった心身の不具合が出る疾患です。
 イソフラボンを摂取することで、PMSの症状を緩和することは可能なのでしょうか。

MSのカギを握る女性ホルモン

 PMSの原因と発症メカニズムについては、現時点でも分かっていないところがあります。
 ただ、卵胞ホルモンと黄体ホルモンという、2つの女性ホルモンのバランスがPMSのカギを握っているとみられています。

 卵胞ホルモンには卵子を育てる働きがあるため、排卵日までは卵胞ホルモンの働きが強くなります。
 排卵日後は体を妊娠しやすい状態にする必要があるため、黄体ホルモンの働きが強くなります。

 このホルモンバランスの切り替わりが、PMSに影響しているのではないかというのです。
 実際、PMSの症状が出るのは黄体ホルモンの影響が強くなる時期で、生理が始まって黄体ホルモンの影響が弱くなると症状が収まるものです。

イソフラボン摂取でPMSを緩和

 イソフラボンを摂取することでPMSの症状を緩和できることは、臨床試験の結果から分かっています。

実験で確認されているイソフラボンの効果

 跡見学園女子大と東京農業大の共同研究によると、18~21歳の女性に、1日当たり40ミリグラムのイソフラボンを摂取させたところ、PMSの症状が緩和されるケースが多いことが確認されています。
 中でも、頭痛については半数以上が改善し、不安感についても4割が緩和されているとしています。

卵胞ホルモンに似た働きがカギ?

 こうした効果が出る背景には、イソフラボンが卵胞ホルモンに似た働きをすることが関係している可能性があります。
 イソフラボンは卵胞ホルモンに分子構造が似ているため、体内の受容体と結合することで卵胞ホルモンに似た働きをしてくれます。

 イソフラボンによって卵胞ホルモンを「増やしている」わけで、卵胞ホルモンの減少が原因で起きる更年期障害の症状緩和に効果があるのはこのためです。
 PMSの症状緩和についても、この働きが関係しているのではないかというわけです。