イソフラボンの化粧水
最近ではイソフラボン配合をセールスポイントにした化粧水が販売されています。
イソフラボン配合の化粧水によって、肌にどのような効果が期待できるのでしょうか。
イソフラボンの肌への効果は?
イソフラボンによって期待できる肌への効果は張りの回復、ニキビ防止、美白です。
肌の張りの回復
卵巣の衰えによって女性ホルモンの一種・卵胞ホルモンの分泌量が減少すると、コラーゲンやヒアルロン酸の生成量が減り、肌から張りが失われてしまいます。
イソフラボンは卵胞ホルモンに似た働きを持っているため、コラーゲンやヒアルロン酸の生成量減少を防ぎ、肌の張り回復が期待できます。
ニキビ防止
卵胞ホルモンには皮脂の分泌量を抑制し、ニキビの原因である毛穴の詰まりを防ぐ働きもあります。
女性ホルモンの一種・黄体ホルモンや、男性ホルモンによって皮脂の分泌量が増えているときは、イソフラボンの効果によって皮脂分泌を抑えることが、ニキビ防止につながります。
美白
「美白の敵」であるメラニン色素は、活性酸素のダメージから肌を守るために生成されるものです。
イソフラボンには活性酸素の働きを抑える抗酸化作用があります。
これによってメラニン色素の生成量を下げることができれば、美白効果につながるというわけです。
なぜ化粧水でなければならないの?
イソフラボンが肌に良いのなら、化粧水ではなく豆乳で洗顔すればいいのではないかと思う人もいるかもしれません。
実は豆乳には、含まれているイソフラボンが分子のサイズが大きいグリコシド型で、肌に浸透しにくいという問題点があるのです。
下手をすれば、導入に含まれている粒子が肌に詰まり、ニキビを悪化させてしまいかねません。
化粧水に含まれているイソフラボンは、分子サイズの小さいアグリコン型であるため、肌に浸透しやすくなっています。
イソフラボンの美肌効果を得るためには豆乳ではなく化粧水でなければならないのは、このためなのです。