イソフラボンを深く知る!

イソフラボンは男性の更年期障害にも効く?

 大豆イソフラボンといえば、女性の更年期障害の症状を和らげてくれる働きがあることが分かっています。
 実は更年期障害という疾患は、女性だけではなく男性にも起きるものです。
 イソフラボンは、男性の更年期障害にも効果を発揮してくれるのでしょうか。

なぜイソフラボンは女性の更年期障害に効果があるの?

 まず、なぜイソフラボンが女性の更年期障害に効果を発揮してくれるのか、メカニズムを説明します。

女性ホルモンの不足が更年期障害の原因

 女性の更年期障害の原因は、女性ホルモンそのものの不足です。
 加齢によって卵巣機能が衰えると、女性ホルモンの分泌量が減少し、体内のホルモンバランスが崩れてしまいます。
 これによって体のあちこちに不具合が出てしまうのが、女性の更年期障害なのです。

女性ホルモンを「増やす」イソフラボン

 イソフラボンの分子構造は女性ホルモンに似ており、受容体と結合して女性ホルモンに似た働きをしてくれることが分かっています。
 つまり、イソフラボンを摂取することは女性ホルモンを「増やす」ことで、更年期障害の原因をある程度解決しようというアプローチになっているのです。

男性更年期障害への効果は期待薄

 これに対して、男性更年期障害の原因は男性ホルモンの不足です。
 女性の卵巣と同様、男性の睾丸も加齢によって機能が衰え、男性ホルモンの分泌量が減少してしまうことで、更年期障害を発症するのです。
 ここで女性ホルモンに似た働きを持つイソフラボンを摂取しても、正直なところ効果は期待できません。

 あるテレビ番組では医学博士が「男性更年期障害の場合、イソフラボンの摂取はほぼ意味がない」と断言しています。
 それどころか、イソフラボンの大量摂取によって女性のようにバストが膨らんできたという臨床例があるぐらいで、男性ホルモンの働きを抑制し、かえって更年期障害を悪化させてしまうことにつながりかねません。
 男性の更年期障害対策にはイソフラボンは無意味と割り切った方が良さそうです。